本大会のテーマは「つながり続ければなんとかなるさ　―AIでみんながつながるポストコロナ社会―」です．新型コロナウィルス感染症の流行により，私たちの日常生活は大きく制限されています．人と人とがつながっていることが，私たちが生きていく上で如何に大切かを再確認したのではないでしょうか．

　認知症の方々をはじめ，人との関わりに何らかの困難を抱え，「生きづらさ」を感じていらっしゃる方々が多くいらしゃいます．「つながり」が切れてしまうと，孤独で，孤立した生活となり，様々なリスクを抱えることとになり，社会常識から見ると「問題」と感じられる行動をとることもあります．こうした方々の「心の動き」はどうなっているのだろうか，どのような支援が必要なのだろうか，「生きづらさ」を抱えている方々ご本人やその支援に携わっておられる方にもご参加いただき，議論を深めたいと考えています．

　大会の形式としては，今年も反転学習形式で，事前にセッションに関連する映像を収録し，大会当日はインタラクティブなセッションを多くします．事前収録の映像に対する質問や意見を入力できるようにして，当日のセッションで一部を紹介しながら，さらに深い議論ができるようにしたいと考えております．事前に収録した映像は，今年中は閲覧可能にさせていただく予定ですので，是非，繰り返しご視聴ください．

　また，今年は，インタラクティブセッションも復活させて，研究に関する活発な意見交換をしていただく機会を設けます．インタラクティブ発表では，当日はフラッシュプレゼンテーションを実施し，研究の詳細に関する映像は前後１週間公開し，オンラインで質疑応答できるようにします．活発な議論が創出することを期待しております．

　それでは，11/20，21にオンラインでお会いしましょう．