人工知能学会近未来チャレンジ「認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用」5年間の成果発表とこれからの人工知能学への展開


2018年度人工知能学会全国大会 (第32回)にて、竹林洋一理事長と上野秀樹副理事長がオーガナイザーとして開催される、セッション「認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用」が開催されます。

この提案がきっかけとなり、「認知症情報学」という研究分野が生まれ、エビデンス・ベースド・ケアの研究が立ち上がり、「上野流認知症見立て塾」の事業化、市民情報学(Citizen Informatics)という新しいコンセプトに基づく、「一般社団法人みんなの認知症情報学会」が設立されました。

卒業セッションは、二つのセッションで構成されます。
以下、概要について説明します。

前半のセッションでは、これまでの静岡大学の成果発表と現場(郡山市医療介護病院、あおいけあ、こうほうえん西大井)の方々との対話を交えながら、AIによって認知症ケア現場がどのように変容したのかを議論します。

後半は、本プロジェクトから急成長した、Deep Learningを使って社会変革を起こす、AI×介護ベンチャーの石山洸CEO(エクサウィザーズ/元リクルートAI研究所長)の発表、医療の観点から尾藤誠司医師(東京医療センター)、個人情報の利活用について橋田浩一教授(東大/みんなの認知症情報学会副理事長)の発表を通じ、今後の人工知能学の展開を議論します。

元々参加を予定していた方や参加を検討していた方も含め、
ぜひ、本セッションにも足をお運びください!


日時:2018年6月5日(火)〜6月8日(金)
会場:鹿児島県鹿児島市(城山観光ホテル)
近未来チャレンジセッション (卒業セッション)

[1G1-NFC-2a] 卒業②:認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用(1)

日時:6月5日(火) 13:20 〜 15:00
会場:G会場 (5F ルビーホール飛天)

■13:20 〜 13:40
[1G1-NFC-2a-a] 趣旨説明
竹林 洋一1 (1: 静岡大学/みんなの認知症情報学会)

■13:40 〜 15:00
[1G1-NFC-2a-b] (パネル討論) 「認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用」の成果報告
石川翔吾1,上野秀樹2,桐山伸也1 (1: 静岡大学,2: 千葉大学医学部附属病院/みんなの認知症情報学会)

[1G2-NFC-2b] 卒業②:認知症の人の情動理解基盤技術とコミュニケーション支援への応用(2)

日時:6月5日(火) 15:20 〜 17:00
会場:G会場 (5F ルビーホール飛天)

■15:20 〜 15:40
[1G2-NFC-2b-a] (パネル討論)みんなの認知症情報学への新たな展開
橋田浩一1,石山 洸2,尾藤誠司3 (1: 東京大学,2: エクサウィザーズ,3: 東京医療センター)

■15:40 〜 17:00
[1G2-NFC-2b-b] 総括
竹林 洋一1 (1: 静岡大学/みんなの認知症情報学会)