第1回シンポジウムを開催しました

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■当学会理事の講演と活動紹介
橋田理事(東京大学教授)は、「コミュニティ活性化のためのパーソナルデータ活用」と題して、パーソナルデータ活用に関するアプリの操作画面を表示しながら、個人情報を本人が管理する仕組みについて分かりやすく話しました。
高瀬理事(たかせクリニック理事長)は、「認知症のある人と家族を支える在宅ケア」をテーマに、時には笑いを交えながら、取り組まれている実例とともに在宅ケアについて話しました。

学会の取り組みとして、上野流認知症見立て塾、みんなの認知症マガジン、そして設立したばかりのワーキンググループについて、3名の理事より紹介しました。

 

■ワーキング・グループ交流会
ワーキング・グループ交流会は3会場に分かれて、参加者が関心のあるグループにそれぞれ参加しました。
各グループのリーダーとファシリテーターが中心となって、多様で活気のある意見交換が行われました。
当事者の方をはじめさまざまなバックグランドをもった方が参加し、みんなで考え・話し合い、どのワーキングも活気に溢れていました。

 

【ワーキンググループ(WG):テーマ名と趣旨】

<多視点症例データベース構築WG>
生活上の困りごとの解決のために 役立つ情報を必要なときに、いつでも 提供することができれば、1人で悩まなくてもすみます。今回は、このための 基盤となるデータベースの構築に向け、当事者・ 介護者の情報ニーズについて考えてみたいと思います。

 

<自立支援機器システムWG*人と環境センシングWG>

認知症をはじめ「生きづらさ」を抱える人々を支えるテクノロジとはどのようなものでしょうか?
当事者ご本人の中には、スマホや家電機器を自分の状態に合った形で上手く使いこなし、困りごとを解決されている方もおいでです。
医療介護施設でケアに携わる方の中にも、入所者・利用者の誰がいつどのような状況でどのような支援を求めているかを的確に把握し、適切なケアを提供できる方もいます。
医療介護機器メーカや関連サービス提供企業の方々も、それぞれに特色ある高性能の機器やサービスをお持ちです。
このような素晴らしい「テクノロジ」を「みんな」が持ち寄り共有できる仕組みを実現するのが本WGの狙いです。
参加者が求めるテクノロジ・提供できるテクノロジを共有し、今後「みんな」で取り組む研究開発の方向性を「みんな」で考えたいと思います。

 

<生活環境デザインWG*地域・社会づくりWG>
認知症は、医学的な原因が背景となり、これまで当たり前にできた生活上の障害で定義されています。では、「生活」とはどういうことなのでしょうか?人の生活はさまざまですがADLの程度だけで評価できるものではありません。どんな状況において当事者は手を貸してほしいと思うのでしょうか?また、ケア従事者が良かれと思ってやっていることは当事者にとってどんな影響があるのでしょうか?
本WGでは、生活環境を工夫する(デザインする)ことに正解があるわけではありませんが、日々の生活の困りごととその工夫を軸に、「私だったら」という当事者の視点で考えてみたいと思います。

 

 

 

みんなの認知症情報学会は、
戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の研究開発プロジェクト「“認知症の本人と家族の視点を重視する”マルチモーダルなヒューマン・インタラクション技術による自立共生支援AIの研究開発と社会実装」の中心的取り組みとして、今回のワーキンググループ交流会であがった困りごとやご意見を集約し、当事者重視の「自立共生」支援につながる活動をしてまいります。

 

・当事者重視の「自立共生」支援ワークショップ
■日時  2019年2月6日(水)11:30-16:30(休憩12:30-13:30)
■会場  東京ビッグサイト
■参加費 無料
https://cihcd.jp/index.php/carecity/

 

多くの皆様のご参加をお待ちしております。