第15回オンライン学び交流会(中山健夫さん) 「健康情報学とAI・XRの活用」!講演動画を会員向けに公開!

第15回オンライン学び交流会

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○テーマ:健康情報学とAI・XRの活用
○話題提供:中山健夫さん(京都大学 教授)
 司会:竹林洋一(みんなのケア情報学会 理事長)
○概要: 
 健康に関する情報を考える時に、「エビデンスに基づく医療(EBM)」は良い手がかりを与えてくれます。
一般的には科学的な根拠、エビデンスを重視して行う医療と捉えられていますが、
実はEBMのパイオニア達は一言もそうは言っていません。
EBMは4つの要素の統合とされています。
1つめは、「エビデンス」、これは人間集団を対象にした疫学研究で得られた一般論です。
2つめは、医療者の個々の経験の積み重ねに基づく「熟練」(直観的判断力も含みます)、
3つめは、患者さんの「希望・価値観」、
そして4つめが、患者さんの多様性・個別性と、医療が行われる場を意味する「状況」です。
 科学的な「エビデンス」はとても大事ですが、それがあれば何でも自動的に決まるわけではありません。
 AIも同じで、どんなにAIが発展しても、最終的に決断を下すのは人間です。
 人間がAI、VRなどXRをパートナーとして ―願わくばお互い高め合い―、
より良い社会の共創に繋がることを期待し、いくつかの話題を提供させていただきます。

○開催場所:オンライン会場(Zoom)
○開催日時:2023年9月21日(木)
 講演、交流 17:30〜19:00
 入室可能時間※ 17:15〜19:30
 ※講演・交流会前後の時間は、Zoom接続確認のほか、参加者の方が自由に交流できる場として開放することが特長となっております。お時間の都合が合いましたら、ぜひ気軽にご参加ください。
○参加費:無料(事前予約制):みんなのケア情報の学会の会員限定ですが、話題提供者のご招待があれば、会員外でも参加いただけます。 

〇話題提供者プロフィール:中山健夫さん(京都大学 教授)
東京医科歯科大学医学部卒業後、東京厚生年金病院(現在東京新宿メディカルセンター)や国立がんセンター研究所がん情報研究部 室長などを経て、
現在は京都大学大学院医学研究科 社会健康医学系専攻 教授、同医学部附属病院倫理支援部 部長。
厚生労働省第4期特定健診・特定保健指導の在り方検討会座長、
国立研究開発法人日本医療研究開発(AMED)ヘルスケア社会実装基盤整備事業プログラムスーパーバイザー、
公益財団法人日本医療機能評価機構 EBM医療情報部(Minds)運営委員長、
一般社団法人日本医学会連合 診療ガイドライン検討委員、
日本ヘルスコミュニケーション学関連学会機構 副理事長等、
日本の健康・医療情報の分野において大きく貢献している。
京都大学大学院 医学研究科 社会健康医学系専攻健康情報学ホームページ http://hi.med.kyoto-u.ac.jp/