【5月21日】第9回静岡大学ケア情報学研究所「心身健康デザイン」連続セミナーのご案内

みんなの認知症情報学会が共催する本セミナーは、からだとこころの健康(Wellness)を創造するための基礎研究、応用研究、また要素技術から機器サービスまで幅広いトピックで、これからの心身健康デザインについて考える「場」です。

あらゆる「ケア」に人工知能(AI)を利活用し、みんなが心身ともに健康な暮らしができる社会の創造を目指す「静岡大学ケア情報学研究所」が、「みんなの認知症情報学会」と共催で開催します。
立場・専門を超えて、心身の健康・ケアと地域づくりについて、みんなが「ごちゃまぜ」で学び、交流が盛り上がり毎回好評です。
今回は、「温泉×健康×AI」をテーマに、ケア情報学研究所「加賀サテライト」からオンライン発信します。

皆さん、気軽に奮ってご参加ください。

【共催】静岡大学ケア情報学研究所、みんなの認知症情報学会

【協賛】加賀市、FUSE(浜松いわた信用金庫)

【日時】5/21(金)  17:30~19:30

【テーマ】温泉×健康×AI

【参加方法】オンライン開催(どなたでも無料で参加できます)

ZoomURL:https://zoom.us/j/99272177494?pwd=dlNLSTJNVFBBOGxNUllyOW9CT3l4QT09
ミーティングID: 992 7217 7494
パスコード: 229659


【プログラム】

17:30~17:45
深村富士雄(加賀市副市長)
「加賀市の地域づくりの取り組みと静岡大学への期待」(15分)

17:45~18:15
桐山伸也(静岡大学ケア情報学研究所所長)
「AIを活用した心身の痛みと温泉ケアの研究開発」(30分)

18:15~19:00
大久保あかね(静岡県立大学経営情報学部教授)
「心身が健康になる加賀温泉郷の秘密」(45分)

19:00~19:30
質疑応答含めたオンライン「ごちゃまぜ」交流会(30分)

[報告]介護機器開発やケア現場の事例から「本人視点」について考えるワークショップを開催しました

3月18日(木)、東京ビッグサイト青梅展示棟(CareCITY2021)において、介護機器開発やケア現場の事例から「本人視点」について考えるワークショップを開催しました。


講演
桐山伸也(静岡大学)
テーマ:「本人視点」の介護機器システムを創るには?
小川敬之(京都橘大学)
テーマ:認知症の人の困りごとを読み解く、、読み解けるか?!

ワーク・まとめ
川﨑一平(京都橘大学)、柴田健一(みんなの認知症情報学会)


 過去のワークショップ(東京CareWEEK2019CareTEX名古屋2019CareCITY2020)では、参加者と講演者が会場に集まり、ごちゃまぜで対話的にディスカッションを行うワークショップを開催してきました。2020年に入って新しい生活様式が浸透し、今回は新たなワークショップのスタイルで開催しました。

 講演者は遠隔地からZoomで参加し、小川敬之先生(京都橘大学)と桐山伸也先生(静岡大学)による挨拶と概要紹介から始まり、講演は事前に収録した映像、質疑応答はZoom、と「オンライン」と「オフライン」のまさにハイブリッド形式のワークショップをデザインしました。

 ワークでは、遠隔参加の川﨑一平先生(京都橘大学)の司会により、事者の「セーターを着ることができない」「座席に座ることができない」様子がわかる映像を紹介し、何が影響したのか、その要因を参加者が検討し、多様な意見が集まり盛り上がりました。

 会場の参加者はオンライン投票ツール(slido)を使い、コメントがスクリーンに投影することで、リアルタイムに全ての意見・コメントを共有しつつ、議論することができました。

 うまくできない時に仕切り直すことの必要性や、実際に寄り添って、その方の普段からの行動様式を理解してあげることが本当に意味のあるサポートをするための基礎となることなど、参加者に気づきを与える内容でした。

 最後に、あくまで一つの解釈として、作業療法士の観点から川崎先生が、情報学の観点から学会事務局の柴田が、事例に対する考え方やみんなでごちゃまぜに議論する意義について語りました。

 オンラインとオフラインを組み合わせた新しいハイブリッドスタイルによるワークショップに、これまでとは違う新たな可能性を感じていただいた参加者も多く、今後も参加者が満足するイベント企画を検討してまいります。

■ワークショップ参加者からの声(一部)

  • ・実際に認知症を発症した方ができなくなってしまったことをどのようにサポートしてあげることができるか、実際に寄り添ってその方の普段からの行動様式を理解してあげることが本当に意味のあるサポートをするための基礎となることがよくわかりました。
    また、仕切り直しの必要性についてとてもよくわかりました。
  • ・分かりやすく、とても勉強になりました。講演も含め、業務につながる気づきもありました。ありがとうございました。
  • ・非常に勉強になりました。同じようなケースをもう少し多く経験できると嬉しいです。
  • ・コロナ禍での開催でしたので、参加者はやはり少なめな印象でした。しかしながら、オンラインツールを駆使され随所に工夫もあり、距離感をあまり感じることなくワークショップに参加することができました。
  • ・瞬時にほかの人の意見、自分と違う切り口を目の当たりにして学習効果が上がると感じた
  • ・認知症の本人の様子を見て、何に困って行動できないのか読み解く事ができなかった。自分の観察力の弱さを感じた。セーターのケースで、最初の関りでセーターを着る事が出来なかったら、自分なら全介助してしまっていたと思う。OTの視点での支援やナラティブの意味が少し理解できた。slidoというアプリケーション?で参加者の意見が共有できる事、データの収集もできるという事が驚いた。
  • ・実際的でとてもよい勉強になりました。
  • ・いろいろな意見が聞けて良かったです。

 

第3回年次大会を開催しました

11月28日(土)・29日(日)の2日間、「第3回年次大会」をオンラインで開催しました。


テーマ:リモートでもごちゃまぜ 〜コロナ禍で気づいたことをオンラインで語り合おう〜
大会長:橋田浩一(東京大学)
実行委員長:田中克明(コクヨ)
大会ホームページ:https://cihcd.jp/2020/


今年はコロナ感染防止対策のため、Zoomを利用したオンラインでの開催となりましたが、多様な立場や専門家、当事者が参加し、様々な意見交換や交流があり、盛会のうちに終了することができました。

1日目の対談「データを使って幸せになろう~パーソナルデータで本人の懐に入る~」では、自分で管理しないといけないデータが膨大で煩雑になっている、そのパーソナルデータの管理をAIに任せて、本人とって必要な情報を提供してくれるパーソナルエージェントがいたら最高のサービスが受けられるのでは?、AIが人間を支配しないか?など橋田浩一さん(東京大学)より話題提供があり、そのあと沢井佳子さん(チャイルド・ラボ)と参加者を交えた対談では、本人の「懐に入る」ために最高のサービスを提供できるパーソナルエージェント(AI)をどう活用するか、認知症になっても幸せに暮らすには、また、行動変容や本人の学びや生活の支援に繋がるのでは、と話題が広がりました。

チュートリアル「AIの利活用による介護現場支援の最前線を体験」では、成瀬文博さん(株式会社エブリハ)より、デモ映像を使ってAIによる歩行解析ができるアプリ「ケアコチ」をご紹介いただいた後、皆さんとリフレッシュ体操で体を動かしました。結城崇さん(エクサウィザーズ)より、話すだけで介護記録が行えるシステム「Hanasuto」をご紹介いただき、参加者からも実際に利用したいとのコメントがたくさん寄せられました。

講演「ケアに関するエビデンスとナラティブのこれから」では、中山健夫さん(京都大学)より、エビデンスに基づく医療についてわかりやすく説明いただき、加藤忠相さん(あおいけあ)との対談では、体験談を交えながらお話しいただき、介護やケアの現場でのエビデンスの解釈や誤解について、エビデンスとナラティブは隣り合わせであることの理解が深まるセッションでした。

パネルディスカッション「勝手に政策提言」では、香取照幸さん(上智大学)、
眞鍋馨さん(厚生労働省)、髙瀬義昌さん(たかせクリニック)より、厚労省OB、現役の厚労省、医師というそれぞれの立場から認知症ケアの標準化、施策の変遷、ケアと薬の最適化などについてお話しいただき、新しいケアの形についての課題や、将来に期待することが示されました。このセッションだけはLIVEでしか聞けない貴重な対談となりました。

パネルディスカッション「『痛み』の生物・心理・社会モデル」では、痛みは脳で感じており、痛みと上手に付き合う方法を牛田享宏さん(愛知医科大学)より、痛みセンターの紹介、痛みの定義・種類・原因・治療法をわかりやすく説明いただきました。岡田太造さん(みんなの認知症情報学会)からは、心の葛藤と慢性的な痛みの関係性をミンスキー理論を用いてお話しいただき、青野修一さん(愛知医科大学)より、痛みの情報共有について情報の収集・管理の流れを説明いただきました。

ライトニングトーク「ごちゃまぜの効能」では、竹林洋一さん(理事長/静岡大学)と、唐澤剛さん(慶應義塾大学)より、当日のプログラムを振り返り、ごちゃまぜ感が満載であり、交流の後の価値を創り出すことの大切さを話して、ごちゃまぜ交流会へ繋ぎました。

交流会では、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って、グループを何度か変えながら参加者同士が交流を楽しみ、多様な立場において色々な考え方、見方がある事を感じたごちゃまぜな交流会となりました。

2日目のセミナー「当事者視点を生かした「見立て塾」」では、上野秀樹さん(千葉大学医学部附属病院)より見立て塾の開発のきっかけ、ご自身の体験などをお話しいただき、事前映像を含めて見立て塾を体験できるセッションになりました。

当事者による対話「お金・買い物・キャッシュレス」では、認知症フレンドリージャパン・イニシアチブ(DFJI)ご協力により反転学習を取り入れ、事前映像の当事者同士の対話を視聴したうえで、岡田誠さん進行のもと、当事者を交えたグループに分かれて、各自の感想・気づき・次の一歩について対話し共有しました。

パネルディスカッション「認知症×働く “参加”は介護のゴールか?」では、河本歩美さん(高齢者福祉施設西院)、坂口和也さん(ときわ会)、蓬莱谷修久さん(福井県民生活協同組合)、小川敬之さん(京都橘大学)より、1ヶ月間の近況報告の後、田中克明さん(コクヨ)の進行のもとグループに分かれて、「働く」について、参加する動機づけ・環境づくり・趣味を生かして楽しく働く取り組みなど、ディスカッションしました。他の事業所からヒントを得たり、それぞれが工夫していることを共有する機会にもなりました。

パネルディスカッション「介護記録分析で、日本の介護を変えられるのか」では、石川翔吾さん(静岡大学)より、アセスメントには情報が必要であり、良いケア・良い記録の定義が難しく、仕掛けづくりが必要、と話題提供いただきました。小林美亜さん(静岡大学)より、パーソナル情報の活用、ニーズ(目的)を満たすウォンツを掘り下げていくことの重要性、田中克明さん(コクヨ)より、介護記録は仕事中心となり本人に対する記録が少ない、アセスメント力が重要、とお話しいただきました。本人のナラティブなストーリーが記録の中に見えて、医学的なエビデンスが記録の中に構造化して入っていき、人とAIがうまく付き合うシステムの実現可能を考える場となりました。参加者からの質問や対話が多く、介護記録の関心の強さを実感しました。

まさに、大会テーマの「リモートでもごちゃまぜ」が実現でき、実行委員長の思惑通り各自にモヤモヤを残して次の課題を見出したところで、幕を閉じました。

当日の映像は、参加者限定に公開します。(一部除く)

【ご登壇者と演題】

大会ホームページのプログラムをご覧ください
https://cihcd.jp/2020/program-table/

オンライン交流会を開催します

参加者募集!!

賛助会員 株式会社FUJI様のご協力による、オンライン交流会を開催します。

「みんなの認知症情報学会 オンライン交流会」
Hugのできること、介護支援のこれから
~介護支援ロボットの開発秘話と技術の良い関係~

移乗サポートロボットの「開発秘話」をお聞きしながら、介護支援のこれからについて一緒に考えましょう。
お気軽にご参加ください。途中参加もOKです!

お申込みはこちらのフォームよりお願いします。

■開催日時:2020年11月17日(火) 17:10~(18:10頃終了予定)
■料金:無料
■内容:株式会社FUJI様の製品「移乗サポートロボット Hug」の開発秘話を
開発者ご本人がお話しします。
■会場:お好きな場所からリモート参加(ビデオ会議アプリ  Zoomを使用)

■発表者:(開発者)株式会社FUJI 佐藤武さん(技術開発部長/イノベーション推進部長)
■関連情報
・株式会社FUJIホームページ
https://www.fuji.co.jp/

・Hug(移乗サポートロボット ハグ)
Hugってどんなもの?という紹介です
https://www.fuji.co.jp/about/hug/(紹介ページ)
https://www.youtube.com/watch?v=lkOqKd3llp4&t=2s(動画紹介)

・YouTube:FUJI CORPORATION Officialチャンネル
https://www.youtube.com/user/FUjiMachineMfgCo
(FUJIってどんなものを作っている会社?を視聴することができます)

■企画:株式会社FUJI
■主催:一般社団法人みんなの認知症情報学会

[告知] 第3回年次大会をオンラインで開催

11月28日(土)、29日(日)に、オンラインで第3回年次大会(CIHCD2020)を開催します。
詳細は年次大会ホームページをご覧ください。
https://cihcd.jp/2020/

■概要
日時:   2020年11月28日(土) から29日(日)
会場:   オンライン
大会テーマ:リモートでもごちゃまぜ 〜コロナ禍で気づいたことをオンラインで語り合おう〜

大会長:橋田浩一(東京大学)
実行委員長:田中克明(コクヨ)

「みんなの認知症マガジン」2号を発刊しました

このたび、あらゆる人・世代の方に当事者意識が芽生える本「みんなの認知症マガジン」2号を発行し、会員の皆様へ発送しました。

今回の特集は「人も地域も元気になるまちづくり」として、みんながつながり、支えあう好事例を紹介しております。
この「みんなの認知症マガジン」を通して、みんなが当事者となって交流し、支え合うことの大切さを、家族や職場の方と一緒に考えていただけたら嬉しいです。

[報告] 機器システム高度化のための「エビデンスづくりワークショップ」を開催しました

2月13日(木)、東京ビッグサイト(CareCITY2020)において、当事者視点の介護機器システム高度化に向けた事例紹介とエビデンスづくりのワークショップを開催しました。


第1部 ガイダンス
当事者視点の介護機器システムに関連した賛助会員からの取り組みの紹介
当事者重視の自立共生支援AIのワーキンググループの概要と紹介

第2部 グループワーク
前半:当事者個々のニーズ達成に向けた課題の共有と形成
後半:課題解決に関わる研究開発の項目を検討
まとめ


第1部ガイダンスでは、3名の賛助会員・学術会員による介護機器システムに関連した取り組み紹介と、モデレータの桐山伸也さんからワーキンググループを紹介いただきました。
取り組み紹介では、佐藤武さん(FUJI)、田中克明さん(コクヨ)、石川翔吾さん(静岡大学)から、当事者視点の介護機器システムに関する製品、研究開発、および活動についてお話しいただきました。

第2部グループワークでは、まず過去開催したワークショップ(2019/8/7名古屋2019/12/21京都)の内容をもとに、当事者個々のニーズ達成に向けた課題を振り返りました。その後グループに分かれてワークを行い、前半では、当事者の視点に立ってあるべき姿と現状を考え、そのギャップから抽出した問題を踏まえた目標(ゴール)を設定した上で、目標を実現するための課題を抽出しました。
後半は、前半で議論した内容をもとにグループを再編し、下記5つの課題に対するAIやIoTなどの技術を活用した研究開発に関して検討しました。

  • ・外出生活支援、ナビゲーションシステム(買い物など)
  • ・金銭管理、パーソナル情報DB
  • ・五感センシング
  • ・おすそわけマッチングサービス・本人のやりたいこと、好きなことの実現支援
  • ・聴覚支援システム(補聴器関係)、音声ナビ

介護機器システムに関係する企業の方を中心に、ワーキンググループ活動をベースに多様な立場の参加者がごちゃまぜで活発に議論することで、自立共生支援AIの研究開発・エビデンスづくりにつながる多くの知見が出ました。

□ワークショップ参加者からの声(一部)
・新しい考え方や自分にない視点の気づきにつながった
・ごちゃ混ぜのメンバーで、それぞれの立場と目線で意見が出たことで、良い機会が得られた
・社内や限られた業種のみのワークショップでは生まれないアイデアが創出されてごちゃまぜ感が満載の有意義な時間だった

2/13(木) 当事者視点の介護機器システム高度化に向けた事例紹介とエビデンスづくりのワークショップ

第2回みんなの認知症情報学シンポジウムを開催しました

12月21日(土)、京都橘大学に於いて「第2回みんなの認知症情報学シンポジウム」を開催しました。


テーマ:みんなで創る「関係性」のみえるコミュニティ
実行委員長:小川敬之(京都橘大学・関西支部長)


多様な立場や専門家、当事者にかかわっている方などが参加し、ニーズを持ち寄り、その実現に向けた様々な視点からの意見交換や交流があり、盛会のうちに終了することができました。

午前の第1部の講演では、中山健夫氏(京都大学)、小川敬之氏(京都橘大学)、飯山将晃氏(京都大学)よりそれぞれの立場から話題提供がありました。

【ご登壇者と演題】
中山健夫(京都大学) 「エビデンス・ナラティブを考える」
小川敬之(京都橘大学)「その人の主体性を支えるマルチモーダルインタラクション 〜作業療法の視点から〜」
飯山将晃(京都大学) 「多様な情報から「関係性」を捉えるテクノロジ」

午後のワークショップでは、2つのテーマに分かれて、グループごとにニーズや問題点を共有しました。症例を深く掘り下げた活発な意見交換がなされ、人間や環境にかかわるインタラクションの重要性、そしてコーパスを構築するための課題が見えてきました。

今回の課題を、次のワークショップ(2/13 東京ビッグサイト)に繋げて、解決するため、実現するためには、どのような仕組づくり、システムや機器が必要か、みんなで議論します。

「当事者視点の介護機器システム高度化に向けた事例紹介とエビデンスづくりのワークショップ」
詳しくはこちら→https://cihcd.jp/index.php/carecity2020/

「第2回みんなの認知症情報学シンポジウム」はSIPの事業により開催しました。
※SIP   「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AI を活用したサイバー空間基盤技術」(内閣府)


第2回 みんなの認知症情報学 シンポジウム